東芝は日本屈指のメーカーである。
七〇年代、八〇年代、九〇年代共にソニー・パナソ・シャープと並ぶ家電の柱だったが、最後の最後で晩年を汚してしまったのか、経営方針に見放された。
社長は経営が傾くきっかけは、
〇六年の米国原発会社「ウェスティングハウス」を買収したからだといえなくもないと語った
CBSも買収したが、
ウェスティングハウスの元締めはL
つまり、いわば敵対する組織だった。任侠に例えるなら『敵対する組織から商談を持ち掛けられ、それがウソで逆にシマを取られた』というところだろうがその後、ウェスティングハウス原発部門が英政府傘下「BNFL」(英国核燃料会社)に、一一〇〇億円で売却されている。
それを東芝は〇六年にまた、ウェスティングハウスを六〇〇〇億円で買収
これは一見するとなにをやっているんだろうと思うが、要するに嵌められたというほかない。
東芝は当時価値の三倍以上も出資してしまっているのだから業界関係者からバカげているといわれた、
その東芝と共にウェスティングハウス買収入札していたのが、L家傘下の「三菱重工」と「GE」
もうおわかりでしょう。
このウェスティングハウス劇場から一転し東芝は地獄へ真っ逆さま(敵側からみればライバルの東芝の財布を空にし蹴落とすことに成功といったところか
とはいえ、なるほど戦略とはこうするものかと感心もしていられない
日本の優良企業がいともたやすく蹴落とされたのだ
吾々だってうかうかしていられない。
而もウェスティングハウスのEPC事業(エンジニアリング・建設・調達)の独占権はショーグループのもの
その後東芝がショーグループから買収した企業は粉飾決算*(偽の決算報告書)まみれ
これで最終損益は一兆円↑
そのせいで東芝は好調だった事業の過半数を売却せざるをえなくなった、まさに『母屋を取られてボロを買う』のたとえ通りになってしまう。
恐らくもう日本が今後陽の目を浴びることはないであろうと思われる
このように、何度も言っているが経済戦争は尻目とはいえ碌なものではない
もう経済で一念発起なんていってる場合ではない
潔くここで大廃業してみるのもどうか
そうすれば競争に巻き込まれることもないのだ
一刻も早く既存をぶっ壊していかなければならないと確信する。